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石やガラス面に付く深緑色のコケ

主にガラス面や石に付くことの多い、濃い緑色をしたコケです。ガラス面に付くコケとしては、先の項のガラス面などに付く細く短い緑色のふさふさしたコケがありますが、こちらはより富栄養化の度合いが高い時に出てきます。水草レイアウトよりか、生体中心の水槽の方がよく見ると思います。

ガラス面と石にべっとり付いた深緑色のコケ
ガラス面と石にべっとり付いた深緑色のコケ

見た目と付着力

糸状ではなく、ぬっぺりと塗ったような感じで増殖して行きます。付着力はそれほど強くなく、手でも簡単に取ることが出来ちゃいます。多くは期待出来ませんが、生体ではスネールがかなり食べるというか、這うときに取ってはくれます。その程度の付着ですから、スクレイパーを使えばすぐに綺麗さっぱりです。

ただし、完璧な確証というわけではないのですが、水中に落としたコケがまたガラス面に付着して増殖するのか、もしくはスクレイパーで取っても完全に根っこまで取れていないからなのか、取ってもものの30分程度でうっすら発生が見られることがあります(特に富栄養化環境の場合)。どちらにしても、ガラス面から剥ぎ取ったコケは、このコケに限らず換水と一緒に極力外に取り出しましょう。一番多く見られるのはガラス面での発生で、ぬるぬるしていて手の平で触った程度でも簡単に取れてしまいます。

石や流木に付いた場合

ガラス面の他には、やはり表面の硬い石や流木にも付着することがあります。特に石に付着する場合は、微妙に色の違う石の色を統一してくれたり、なんと言っても石が濃い緑色をしていると、いかにも現地の自然っぽくてレイアウト的には良かったりします。

しかし、この深緑色のコケのみで済めばレイアウト的にはうれしい限りですが、実際はなかなか難しいです。このコケが出てくるときは大概かなり富栄養化に傾いているときで、石や流木にかなり濃く出てくるときは、その富栄養化と相まって、その後に大敵の黒髭コケが出てくる確率が高いです。そういう意味で、このコケのみを狙って石や流木に付けるというのは高等テクニックで、かなり難しいと思います。深緑色のコケのみがべったりと付いている時はレイアウト的には良いのですが、大概その後に黒髭コケまで出てくることが多いです(泣)

時間の経った水槽で出てきたら、まずフィルター

セット初期にも良く出てきます。逆に、深緑色のコケが時間が経った水槽で出てくるときは、ろ過など見直した方が良いです。見直しと言ってもろ過材を変えるとかではなく、一度フィルターの中を開けて清掃をして下さい。

フィルターそのものの排水量が落ちている可能性もありますので、ホース内の汚れをホースブラシを使って落とす、インペラー当たりの汚れも落とすと、結構排水量が違って来たりします。ろ過不全が絡む点ではグリーンウォーター(アオコ)と同じ根っこの話で、フィルターの中身を疑う前に、まず通り道の詰まりを疑った方が早いです。

肥料ではなく生体の側を疑う

茶ゴケとともに、生体が多く入っている水槽での発生が多いです。他に一番手っ取り早いのは、生体の量を減らすことです。

肥料の添加しすぎだと堅めのアオミドロが出やすいのと同じく、このコケは特に生体の糞などを発生要因としている傾向が強いため、生体を減らすか、もしくは与えている餌の量を減らすなどすると効果が高いと思われます。同じ「富栄養化」でも、入り口が肥料なのか生体なのかで出てくるコケが違う、というのがこの項の要点です。富栄養化そのものの考え方は、米国環境保護庁の栄養塩汚染の基礎解説や環境省の水・土壌環境の情報が分かりやすいです。

まとめ

発生要因: 富栄養化(水の汚れ)

水質面の対処方法:

駆除方法:

他のコケとの見分けはコケデータトップの一覧から、コケを寄せ付けない管理の組み立て方は作成スタイルのセクションに書いています。石や流木の局所的な処理については技術集も合わせてどうぞ。