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水草水槽・水草レイアウト技術集 - 目次
ここでは水草水槽で培ってきましたお役立ちネタをご紹介致します。皆さんが水草水槽と付き合っていく上で、少しでもお役に立てればと考えておりました。ただし一つだけお断りしておきますと、ここで紹介してありますネタは、わたしの水槽環境下で行った結果です。全ての環境で同じ結果が得られるとは断言出来ませんのでご了解下さい。この但し書きは、このサイトのどのページにも共通する前提です。
①木酢液を使用したコケ撃退指南
水草水槽をやっていると必ず悩まされるコケですが、レイアウトの中に流木や石を入れていると、水草には全くコケが付かないのに流木や石にはコケが出てしまうということが良くあります。中でも見た目最悪なのが黒髭コケです。指や歯ブラシを使えば少しは取れますが、根気を入れてやっても大元の根の部分は残ってしまい、またそこから成長して元通りになりがちです。この記事では、園芸用として普通に売られている木酢液を原液のまま黒髭コケに塗る、というやり方を写真付きでまとめています。塗る前に石や流木の水分を拭き取っておくこと、塗って変色したコケがその後どうなるか、そしてヤマトヌマエビとの合わせ技まで。漂白剤や洗剤を使う方法と違って洗い流す手間が要らないというのが、実用上は一番大きい利点だと思っています。
②アオコ(グリーンウォーター)除去に金魚用の水質調整剤
アオコ、いわゆるグリーンウォーターは、一度出てしまうと1~2週間で向こうが見えなくなるほど増え、90%の換水をしても残りの10%からあっという間に戻ってくるという、水草水槽で最も厄介な相手の一つです。照明を減らしても進行が遅くなる程度でした。この記事は、金魚用として売られている水質調整剤をこのグリーンウォーターに対して使ってみたらどうなるか、という実験の記録です。うまくいったのかいかなかったのかも含めて、自分の水槽で見たままを書いています。水域で藻類が爆発的に増える現象そのものについては有害藻類ブルームの解説が分かりやすく、水槽の中で起きていることも規模が違うだけで同じ話です。詳しい発生要因と、最終的に一番確実だった対処についてはグリーンウォーター(アオコ)のページにまとめてあります。
③pH降下剤リン酸の有無検証
軟水・弱酸性に寄せたくてpH降下剤を使う方は多いと思いますが、製品によっては酸の正体がリン酸だったりします。リンはコケにとってのごちそうですから、pHを下げるつもりで毎日コケの餌を撒いていた、という笑えない話になりかねません。この記事では、手持ちのpH降下剤にリン酸が含まれているかどうかを、リン酸測定用の試薬で実際に測って確かめています。ラベルの表記を信じるのではなく測ってみる、というだけの話なのですが、やってみると納得感が違います。pHという数値が何を表しているのかはpHと水についての基礎解説が参考になります。
④簡単にやり直しが出来る活着方法
ミクロソリウムやアヌビアス、モス類を流木や石に活着させる作業は、一度やってしまうとやり直しが効きにくいのが悩みどころです。レイアウトを変えたくなったとき、活着した株ごと動かせないと結局リセットになってしまいます。この記事では、大きな流木や石に直接巻き付けるのではなく、後から位置を変えられる形で活着させておく、という段取りを紹介しています。特にモス類は巻いている最中の扱いで崩れやすいので、いきなり本水槽のレイアウト素材に巻くよりも別の容器で育ててから持ち込む方が確実です。プレミアムグリーンモスのように活着に1ヶ月前後かかる種類ほど、この段取りの差が効いてきます。
⑤水草用おもりの有効的活用方法
ショップで買った水草の束に巻かれている、あの鉛のおもり。外してそのまま捨ててしまう方が多いと思いますが、あれは細かく切り分けて使うと、植栽時のちょっとした道具として意外に便利です。この記事では、浮き上がりやすい水草を落ち着かせたり、活着前の株を仮固定したりといった使い道をまとめています。ソイルは軽いので、特にセット初期は植えたそばから浮いてくるということが起こりがちで、そこを乗り切るための小ネタです。
⑥水質測定キットレビュー
水質は目に見えないので、結局のところ測らないと分かりません。この記事では、試薬タイプの水質測定キットを実際に使ってみた感想をまとめています。測定項目ごとの読みやすさ、発色の判別のしやすさ、水草水槽で本当に見るべき項目はどれかといったあたりが中心です。個人的には、毎日測る必要はないけれど、水槽の調子が分からなくなったときに一度測ると、思い込みで対処するより遥かに早く原因に近づけると考えています。コケデータの各項目も、この「測ってから対処する」という考え方が下敷きになっています。
その他、水槽の管理そのものの考え方は水草レイアウト作成スタイルに、水草ごとの育成条件は水草データに、切った水草の扱いはトリミング編にまとめています。まだ書きかけのまま止まっている項目もありまして、油膜のように扱いの難しいテーマほど後回しになってしまったのは、今となっては反省点です(汗)