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中景用水草カテゴリー

中景は、後景の有茎草の根元を隠し、前景との段差を自然につなぐための層です。本来の意味での中景というのはまさに「後景水草の根元隠し」で、ここが決まっているかどうかでレイアウトの完成度は驚くほど変わります。ところが写真に撮ると目立つのは前景と後景ですので、一番地味で、一番手を抜きやすい層でもあります(汗)

流木に活着した陰性水草が後景の根元を隠している中景
流木に活着した陰性水草が後景の根元を隠している中景

中景に向く水草の条件

私の場合、中景に使えるかどうかを三つで見ています。

この三つを全部満たしてくれるのがミクロソリウム系やボルビティスなどの陰性水草で、私が中景に陰性を多用するのはそういう理由です。逆に言うと、中景が決まらないと嘆いているときは、たいてい成長の速い有茎草を中景に入れてしまっているときでした。

一方で、成長の遅い陰性水草には黒髭状のコケの標的になりやすいという弱点があります。葉が硬く、長い期間そのまま水中にあるぶん、コケが乗る時間も長いということですね。立ち上げ直後の不安定な水槽にいきなり陰性の中景を入れると、たいていこれで泣きます。その具体例はミクロソリウム・ナローリーフのページに書きました。コケそのものの発生要因はコケデータのほうです。

育成経験のある中景用水草

気付けばずいぶん長いリストになりました。個別のページが用意できているものはリンクしてあります。

スイレン系の扱い

中景の中でも特殊なのがニムファ、ロータスといったスイレン系です。葉が大きく色も派手なので、中景に植えたつもりが勝手にレイアウトの主役に昇格してしまいます(汗)さらに大きな葉が下を暗くするので、周囲に植える水草は低光量でも育つタイプを選ぶ必要が出てきます。この「葉の下の陰をどう埋めるか」がスイレン系レイアウトの最大の課題で、私の答えの一つがサンタレン・ドワーフニムファでした。落ち着いた色味が欲しいときはタイニムファ、緑一色で組みたいときはラビットイヤーロータス、という使い分けをしています。

スイレン系に限らず、流通名だけでは正体が分からない水草は中景に多いです。属レベルの分類や自生地を調べたいときは、キュー王立植物園のPlants of the World Onlineが便利で、属名さえ当たりが付けば大体たどり着けます。データの見方は水草図鑑トップ、他の層は前景用水草カテゴリー後景用水草カテゴリーからどうぞ。