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後景用水草カテゴリー

後景は水槽の奥、高さとボリュームを担当する層です。主役は有茎草で、光量もCO2もトリミングの手間も、この層が一番要求してきます。水槽を正面から見たときに「茂っている」と感じさせているのは、ほぼここの水草の仕事です。

後景は横に伸ばすもの

後景の有茎草でいちばん大事なのは、縦ではなく横に伸ばすことだと思っています。単体で育てるだけならどれも簡単な種が多いのですが、レイアウトとして使うとなると話が別で、光量が足りない環境では株が光を求めてひたすら縦に走り、下葉が落ちてスカスカの林になってしまいます。密度が欲しいときにまず疑うのは肥料ではなく光量です。照明そのものの選び方については照明機器のページに、私が実際に機材を入れ替えて確かめた話を書いてあります。

植え方も密度に直結します。1つまみあたり10本程度をまとめ、できるだけ狭い範囲にたくさんのつまみを差し込む。根が張ったら上を刈る。すると1本から複数の側芽が出てきますので、トリミングのたびに本数が倍々で増えていきます。この積み上げを何回か繰り返して初めて、写真で見るような密度になります。逆に言えば、植えた翌週に密度を求めても無理という話でもありますね(笑)具体的な刈り方はトリミング編にまとめました。

育成経験のある後景用水草

南米産の細かい有茎草が多くなっているのは、単純に私の好みです。個別のページが用意できているものはリンクしてあります。

名前の話と、増えすぎたあとの話

後景の有茎草は流通名の揺れが特に激しい層で、産地名がそのまま名前になっているものも多く、同じ水草が別名で並んでいることも珍しくありません。学名や自生地の記録を確認したいときはWorld Flora Onlineや、標本・観察記録が集まっているGBIFを見ると、その水草がどんな場所の植物なのかが見えてきて育成のヒントになります。

そしてトリミングを続けていると、後景の水草は必ず余ります。捨てるときは必ず燃えるごみへ。生きたまま川や池に流さないというのは、この趣味を続けるための最低条件だと思っています。データの見方は水草図鑑トップ、他の層は前景用水草カテゴリー中景用水草カテゴリーからどうぞ。