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流木に活着した細長い葉のミクロソリウム・ナローリーフ

ミクロソリウム・ナローリーフ

後景の根元隠しに最適なミクロソリウム・ナローリーフの育成データ。成長の遅さと黒髭苔の関係、流木への活着、夏場のシダ病、葉長の違う3つの流通形の見分け方まで。

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水質
弱酸性〜中性、軟水〜中硬水
光量
1〜3灯
二酸化炭素
添加する
難易度
簡単

育成条件

本来の意味(後景水草の根元隠し)での中景にぴったり合った水草です。育成自体はどの環境でも適応出来るので枯らすことはないですが、成長スピードはミクロソリウム・プテロプスなどと比べるとやや遅めです。

それが祟って、まだ安定していない水槽では黒髭苔などに悩まされる恐れがあります。そのため、本種を用いたレイアウトで底床にソイル系底床を用いる時は、集中換水の重要度がいつも以上に増します。また、後景種の陰に入れてしまって光があまり当たらない環境に入れてしまうのも一つの手です。ミクロソリウム系はあまり光量を必要とはしませんので、日陰に入れることで苔を多少回避可能です。黒髭状のコケそのものについての考え方はコケデータのほうにまとめてあります。

レイアウトでの使い方

レイアウトで使うとき、成長スピードの速い陽性水草との組み合わせだと全く追い付かず、他の水草がトリミング必要な頃になっても、まだ活着させたときの糸やビニタイがちょろっと見えている状態、ということが当たり前です。こういう組み合わせの場合は、どうしてもレイアウトの完成がやや遅くなり気味になってしまうのは致し方ないところです。まあ、新規導入の場合でも、ロタラなどの後景種を2〜3回トリミングしている内には、さすがに繁茂しているかとは思いますが。トリミングの回し方はトリミング編を参照してください。

活着方法に付きましては、普通は直接流木に巻き付けます。ただ、後からやり直しが利く巻き方をしておくと配置換えが一気に楽になりますので、技術集にまとめた簡単にやり直しが出来る活着方法も一緒にお勧め致します。

夏場の注意

他のミクロソリウムにも言えることですが、夏場で水温が30℃近くなるとシダ病が発生してくる恐れが高まります。水温管理をしっかりするか、それが難しいようであれば夏場には使わない方が良いかもしれません。維持だけなら、水を汲んだバケツに入れておく+そこそこの光だけで十分可能ですので、真夏の間だけ避難させるという手もあります。

3種類のナローリーフ

ミクロソリウム・ナローリーフには大別して3種類ほどあります。まず普通のナローリーフ、もう1つは海外の水草生産メーカーから流通しているナローリーフ、最後によく本ナローリーフと呼ばれているものの3種類です。

違いとしましては、普通のナローリーフは葉が大きくなると20〜30cm以上にもなるのに比べて、海外メーカーのものは大きくなっても10〜20cm程度です。本ナローリーフもそれほど大きくならないですが、葉が細いのがウリのナローリーフより、さらに葉が細く細くなります。ナローリーフを購入して育てても思っていたよりも大きくならないといった場合、大体は海外メーカーのものだったりします(自分もその失敗あり)。買う段階で見分けるのは正直難しいので、大きくしたいなら大株を探すのが早道です。

ミクロソリウム属としてどんなシダなのかを調べたいときは、キュー王立植物園のPlants of the World Onlineで属から当たると、水草として流通する前の姿が見えてきて面白いです。

流木に活着させて長い間かけ大きく成長させたものは、もうそれだけでレイアウトに使う素材として一つの財産だと思います。中景全体の考え方は中景用水草カテゴリー、データの見方は水草図鑑トップにあります。